狩野興以カノウコウイ

永禄9~寛永13:下野国(栃木県)足利に生まれる。桃山~江戸時代初期の画家。名は定信、字は中里、通称は弥左衛門・弥兵衛。興意とも書く。狩野光信に画を学び、伝統的画風を収得する。紀州徳川家に仕え、法橋に叙される。光信の弟、孝信の三子(探幽・尚信・安信)の後見として画の教育にあたり、江戸狩野の成立と様式確立に大きな影響を与えた。