真葛長造マクズチョウゾウ

寛政 8~嘉永 4(1796~1851):京都の知恩院で楽焼を作っていた宮川家の11代目。9代香斎が釉薬の商いを行い、製陶を生業とし始めたという。長造は最初は仁清風の焼物を学び、いったん江戸に出たが帰郷して、青木木米の門下に入った。のちに祇園真葛原に築窯し、主に茶器を制作したという。晩年には知恩院門跡より香山の号を受ける。