寛文 3~享保元(1663~1716):4代い一入の養子で、楽家の5代。名は平四郎・惣吉・吉左衛門。尾形光琳・乾山兄弟の従兄弟。元禄元年(1688)に楽家の系図をまとめた「宗入文書」を書き残しているが、楽家の文書としては最も重要なものである。伝統的な楽家の陶法を守り、初代長次郎を倣ってかせ釉の黒楽を特徴とする。