明治31~平成9(1898~1997):香川県に生まれる。本名芳雄。43年讃岐彫りの石井馨堂に師事するが、後に玉楮象谷の漆芸に影響を受け彫漆を独学する。7年第13回帝展に初入選。14年日本漆芸会展で特選。17年第5回文展、24年第5回日展で共に特選。30年日本工芸会設立に参加し、重要無形文化財「彫漆」保持者に認定される。以後日本伝統工芸展に出品。48年第20回展で記念特別賞受賞。