文政9-明治26(1826~1893):大聖寺に生まれる。名は初め沢右衛門、のち浅、陶作と改める。万延元年(1860)大聖寺藩産物方首席となり、陶業の振興に努める。明治4(1872)年永楽和全が去った九谷本窯を引き継ぎ、大蔵寿楽らと再建に奔走する。明治10(1877)年第1回内国勧業博覧会に急須、茶碗を出品。明治13(1880)年には九谷陶器会社の支配人となった。また、石川県師範学校の教師を務めるなど教育にも携わった。