昭和23(1949)~:輪島市生まれ。昭和38年(1963)頃より、建具の修業を始める。独立後、50年頃より展覧会出品を始め、金沢市工芸展、石川の伝統工芸展で入選、受賞を重ねる。60年(1985)に第2回伝統工芸木竹展、第32回日本伝統工芸展に初入選。平成27年(2015)には第15回伝統工芸木竹展において、文部科学大臣賞を受賞。神代杉を中心に、素材の肌合いと色、木目を活かした、端正で温かみのある作風を確立し、柾目材に板目材を象嵌した作品で新しい境地を拓いている。