明治44~平成元(1911~1989):加賀市に生まれる。山中町の豊島文州に師事して蒔絵技法を修得し、後に金沢の井波喜六斉に指導を受ける。昭和24年第5回日展に初入選、翌年の第6回日展で特選を受賞。52年の第24回日本伝統工芸展から3度同展に入選する。加賀蒔絵を現代風にアレンジして蓮根、瓦など庶民生活的な題材を得意とする。平成1年没。