天正12~寛永16:江戸時代初期の文化人で茶人。学僧を志して石清水八幡宮の社僧となり、滝本坊の実乗に師事して、のち同坊住持となる。和歌、書、絵画に才能があり、本阿弥光悦・近衛信伊と共に「寛永の三筆」の一人に数えられている。茶の湯は小堀遠州に学び、名物を多く所持したことは「滝本坊蔵帳」に示され、八幡名物と称されている。