清巌宗渭セイガンソウイ

天正16~寛文元:近江(滋賀県)の人。臨済宗大徳寺派の僧。9歳で玉甫紹 について得度し、玉甫の寂後、兄弟子の賢谷宗良に参じて悟道し玉穂の法嗣となる。大徳寺第170世住持となり、多くの塔頭や各地の寺に住した。次号自笑・弧 。千宗旦参禅の師で、細川三斎(忠興)とも親しく、茶湯と関係深い。『清巌禅師茶事十八ケ条』なども残している。書も善くし、その墨跡は茶掛として珍重される。