戸出政志トイデマサシ

昭和 4~平成 3(1929~1991):金沢市に生まれる。父雅夫について陶技を習得し、21年に北出塔次郎主宰の工芸美術石川塾に入門。24年に金沢美術工芸大学に入学、しばらくして制作に専念するため中退し、3年間塔次郎の内弟子となる。26年第7回日展に初入選、57年改組第14回日展で特選を受賞する。59年金沢市工芸協会理事長に就任。色絵にも秀でたが、独自の釉裏銀彩による清新な作風を開拓する。