タイトル:かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション-

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概要

かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション-の作品解説電子ブックです。

47ささ佐々ちゅう鋳どう銅き木しゅう秋しょう象けい景どう堂さん山すい水もん文はな花いれ入Vase, design of autumnal landscape, cast bronze大正20世紀鋳金近景に岩から力強く枝を伸ばす樹木、遠景に高く険しくそびえる山を表す。水辺では独り人物が釣りを楽しみ、空には雁が飛翔する。樹木の幹や岩の質感、てんたい点苔や釣具などの精緻な表現は?型鋳造ならではのものである。らんどうに佐々木象堂は佐渡に生まれ、同郷の初代宮田藍堂師事して官展を中心に活躍した。斬新な造形感覚を反映した作品を制作し、1960(昭和35)年に重要無形文化財「?型鋳造」保持者に認定された。(AT)31