タイトル:かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション-

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かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション- の48ページ目の概要です。

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概要

かねは雄弁に語りき-石川県立美術館の金属コレクション-の作品解説電子ブックです。

79しげ重た田てる照お雄なみとり波にゆれる鳥Bird above a wave1978(昭和53)年アルミニウム第28回モダンアート展FRP(樹脂)原型からアルミニウム合金に鋳造したもので、羽や波を連想させる規則的な段を設けた流線型のフォルムは、シャープな印象を与える。鈍くまどろむ面の部分と光るエッジ部分の対比が、アクセントとなっている。(YT)81しげ重た田てる照お雄ようせつしさくアルゴン溶接による試作Study with argon welding1994(平成6)年アルミニウム第44回モダンアート展精密な接着を行うことができるアルゴン溶接により、アルミニウム合金のパーツをひとつの作品に構成している。ざっくりと切り抜かれたパーツが縦横に接合され、独特のリズムとマッスを実現している。作者にとっては、本作で初めてアルゴン溶接を用いたといい、試行錯誤しながらかたちをつくりあげていく手の軌跡がうかがわれるようである。(YT)48