石川県立美術館

毎年恒例の「寒糊炊き（かんのりたき）」を開催します。寒糊とは大寒の時期に炊いた小麦粉でんぷん糊です。この糊を甕に貯え10年以上冷暗所に保管し、微生物の働きで熟成させることで接着力の弱まった古糊に変化します。文化財の修復に不可欠の糊（接着剤）であり、掛軸や巻子など軸装の巻き伸ばしを柔軟に行うための裏打ちに用います。一年で一番雑菌の少ない寒い大寒の季節に行うので「寒糊炊き」と呼ばれます。
公開の時間帯、自由に見学ができます。

※申込不要・見学無料　 ※荒天中止

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