重要

【11/9】「食を彩る工芸」の入場は10時からとなります

展覧会

特別展
能登半島地震復興応援プロジェクト|甦れ能登

能登が育んだ作家たち

ー 能登はやさしや土までも ー
 当地で古くから言い伝えられてきた言葉です。能登に生きる人たちの優しさ、慎ましやかさ、底にある芯の強さ、そうした人たちを育んだ能登の風土を表した言葉です。
 本年元日この地を襲った大震災により、能登ののどかで穏やかな日常は一変しました。多くの人たちが茫然自失とし、立ち尽くす日々。
 そんななかでも、救援に入った人たちに「きのどくな。(ありがとうございます、恐縮です)」と深々と頭を下げ、困ったことはないかと尋ねられると「なーん、特に困ったことない、こうしてあぶののうて、ぬくいところにおいてもろて(危なくなくて暖かいところにおいてもらえて)、ありがたいこっちゃ。」と答え、そして、帰り際には「あんたら、これ、ちょっこし、持ってかっしま。(ちょっとでも持って行ってください)」と気遣う。
 被災した身でありながら、声高に何かを求めることのない慎ましやかさ、そして他者への感謝と思いやるこころ。こうした柔らかな温かさ、これが能登の人であり、その生き方は我々がどこかで忘れてきたこの国の宝物のように思うのです。
 この展覧会は、能登に生まれ今もこの地で活躍している作家、生地を離れ新しい土地で制作に励む作家、能登に思いを寄せ、題材として表現する作家の作品をご紹介します。どれもが能登が育み、能登に魅せられた作品です。
 本展は、当館所蔵の作品のみならず、金沢市以南の市町の美術館、博物館にもお声がけしたほか、県内の作家活動を支援し、数多の優品を所蔵しておられる北國新聞社のご協力も得て、石川県をあげて能登を応援しようという思いで企画しました。
 この国の宝物が失われてしまうことのないよう、我々も能登の新たな再興を力一杯応援してまいります。

” 甦れ 能登 !”

 本展の趣旨に鑑み、この展覧会の観覧料は全額、能登の美術文化の再興のために活用いたします。

展覧会チラシ
作品リスト

能登が育んだ作家たち

関連イベント

■小森邦衞(漆芸家・人間国宝)×青柳正規(当館館長) 特別対談
日時:6月1日(土)13時30分~
会場:石川県立美術館 ホール   
※参加無料、申込不要

■映画上映「重要無形文化財 輪島塗に生きる」 
日時:6月16日(日)13時30分~14時05分(35分間)
会場:石川県立美術館 ホール   
※参加無料、申込不要

基本情報

会期

2024年6月1日(土)~ 2024年6月23日(日)

開館時間 9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで)
休館日 会期中無休
観覧料

一般:1,000円(800円)
大学生:800円(600円)
高校生以下無料

  • ( )内は65歳以上の方および20名以上の団体
  • 2階コレクション展観覧料を含む
  • 身体障がい者・精神障がい者保健福祉・療育手帳をお持ちの方、またはミライロIDをご提示の方および付き添いの方1名は観覧無料

各種割引・優待

会場 第7展示室、第8展示室、第9展示室
主催 石川県立美術館
特別協力 北國新聞社
後援 NHK金沢放送局、MRO北陸放送、石川テレビ放送、テレビ金沢、HAB北陸朝日放送