展覧会

企画展

加賀につづいた琳派 宗雪・相説-宗達と光琳のあいだに-

屏風全体に草花を散らし、幻想的な世界を作り上げた「たはらやの草花図」。「たはらや」とは、琳派の祖とされる俵屋宗達が率いた工房を意味し、その商標たる「伊年印」を有する「草花図」が金沢を中心とした北陸地方で数多く愛蔵されています。
宗達は誰もが知る巨匠ですが、その後継者が加賀・金沢で活動したことは、意外と知られていません。その中心を担った俵屋宗雪と喜多川相説は、名前の読みが同じ「そうせつ」であることから、かつては同一人物とも思われていましたが、宗雪は加賀藩に仕え、その後継者として活躍したのが相説と考えられています。
この地で長く愛されてきた「たはらやの草花図」は、「加賀につづいた琳派」と呼ぶことができます。本展覧会では、その源流となる宗達の作品から、加賀での道筋を付けた宗雪と相説への作風の転換を探るとともに、五十嵐派蒔絵との関わり、「伊年印」の作品の数々を紹介します。

展覧会チラシ

加賀につづいた琳派 宗雪・相説-宗達と光琳のあいだに-

関連イベント

■記念講演会「宗達・宗雪→相説・光琳 -饒舌館長ベストテン-」 
4月27日(日)13時30分~15時
会場:石川県立美術館 ホール
講師:河野元昭氏(出光美術館 理事)
*参加無料、申込不要

■土曜講座
①「宗雪・相説展を深掘り!」 
5月10日(土)13時30分~15時 
担当:中澤菜見子(当館学芸主任)

②「加賀蒔絵を楽しむ」
5月17日(土)13時30分~15時
担当:野口明日香(当館学芸主任)

③「『宗雪・相説」昭和の研究史を探る 1」
5月24日(土)13時30分~15時
担当:村上尚子(当館学芸専門員)

いずれも 会場:石川県立美術館 講義室
*参加無料、申込不要

■ギャラリートーク
5月11日(日)・18日(日)・25日(日)
各回13時30分~(1時間程度)  
会場:石川県立美術館 企画展示室
*申込不要、要観覧料

■コラボスイーツ
会期中、館内カフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」にて、展覧会をイメージしたコラボスイーツを提供いたします。

基本情報

会期

2025年4月26日(土)~ 2025年5月25日(日)

初日は開会式後(10時頃)の入場となります

開館時間 9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで)
休館日 会期中無休
観覧料

一般:1000円(800円)、大学生:800円(600円)、65歳以上:800円、高校生以下:無料

  • 2階コレクション展観覧料を含む
  • ( )内は65歳以上の方、または20名以上の団体料金
  • 身体障がい者・精神障がい者保健福祉・療育手帳をお持ちの方、またはミライロIDをご提示の方および付き添いの方1名は観覧無料

各種割引・優待

会場 第7展示室、第8展示室、第9展示室
主催 石川県立美術館
特別協力 北國新聞社
後援 NHK金沢放送局、MRO北陸放送、石川テレビ放送、テレビ金沢、HAB北陸朝日放送