重要

【1/4~3/20】冬期の展示室開室時間短縮について

展覧会

前田育徳会尊經閣文庫分館

天神画像と文房具

 菅原道真と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか。平安時代中期を代表する学者、詩人であり、優れた政治家。藤原時平との政争に敗れて大宰府へと左遷され、非業の死を遂げた人物。死後怨霊となり都をおびやかしたのち、神として祀られた「天神さま」。道真公は歴史上の人物であると同時に、信仰の対象として日本の文化に深く根付いています。全国各地に天満宮や天神社が作られ、「天神さま」は、幅広い階層の人々に受け入れられて、今日でも学問の神「天神さま」として親しまれています。
 加賀藩前田家は、江戸時代以降、本姓を菅原として菅原道真の子孫を称し、道真公を篤く尊崇していました。文武二道を旨とし、学問にも重きを置く家風は、そのあらわれといえましょう。5代藩主綱紀以来、天神御忌50年の節目にあわせて、藩主たちが北野天満宮へ太刀を奉納していたことからも、その信仰がうかがえます。
 道真公の命日にあたる2月25日には、毎年、全国各地の天満宮や天神社で天神さまのお祭りが行われます。本展示室でも、前田家に伝わった天神画像を展示し、前田家における天神信仰の一端を紹介するとともに、学問の神さまである「天神さま」にちなんで、文房具の数々を紹介します。

基本情報

会期

2025年2月8日(土)~ 2025年3月20日(木)

開館時間 9:30~17:30(展示室への入室は17:00まで)
休館日 会期中無休
観覧料

一般:370円(290円)、大学生・65歳以上:290円(290円)、高校生以下:無料

  • 高校生以下無料。( )内は20名以上の団体料金。県立美術館友の会会員、65歳以上の方は一般 団体料金。
  • 身体障がい者・精神障がい者保健福祉・療育手帳をお持ちの方、またはミライロIDをご提示の方および付き添いの方1名は観覧無料

各種割引・優待

会場 前田育徳会尊經閣文庫分館